1日1錠 朝 28日分 12000円(税別) (税込み13200円)
ジャディアンス錠とは食事により摂取される糖質を、尿中へ排出させることによりダイエット効果が期待されるお薬です。一般では糖尿病治療薬として使用されているお薬ですので広く医療界で使用されてきているお薬です。
食事に含まれる糖質は、消化酵素の働きにより単糖類として小腸より吸収されます。吸収された単糖類は、肝臓に運ばれ一部は血液中に血糖(血液中のグルコース)として利用されます。血液はやがて尿として体外へ排出されますが、血糖は尿として排出される前に体内へ再吸収されるようになっています。皆さんもご存じかもしれませんが、血液中の糖分は運動や脳の活動などに消費され、非常に重要な働きをしますが、一方であまっている場合には脂肪などに変換され、皆さんが太る原因となるのです。
このジャディアンスというお薬は、この再吸収を阻害することで血糖値の上昇を抑える働きがあります。血糖値の上昇が抑えられることによって、過度な糖質制限ダイエットや運動をしなくてもダイエット効果が期待できます。このお薬は日本でも糖尿病治療薬としての承認はされていますが、ダイエット目的での承認は得られていません。よって自費治療になりますが、下記のような副作用が起こることがあり、十分に理解した上で治療に同意し、施行してください。
低血糖(2.3%)が起こることがあります。また過度な飲酒・運動は低血糖を誘発させることがあるので控えてください。低血糖症状とは、脱力感、空腹感、冷汗、顔面蒼白、動機、手の震え、頭痛、眩暈、嘔気、知覚異常などの症状があります。このような症状が出たら、早急に糖分(飴や糖度が高いジュース)などを摂取し、無理な服用は避けてください。また意識がもうろうとする、頭がぼうっとし、視界が悪くなるなどの重篤な症状がでた場合には医療機関へ受診してください。
鎮痛剤でも風邪薬でもアレルギーは起こります。本剤もアレルギーが起こることがあります。場合によってはショックや呼吸困難感が起こることがあり、これらの症状が現れた場合には、すぐに服用を中止し医療機関を受診してください。
血糖が体内へ再吸収されないことにより、利尿作用が生まれます。よって適度な水分補給を行う必要があります。脱水の症状としては、口渇、脱力感、血圧低下などがあります。また脱水が起こることにより、血栓(血液が血管内で凝固し詰まること)を起こした例もあります。急激な下肢の痛み、左右差のある浮腫や呼吸困難感が現れた場合にはすぐに医療機関を受診してください。
本剤を使用することによって、ケトン体という代謝産物を出します。このケトン体は、通常は尿から体外へ排出され身体への悪影響はないです。しかし本剤を使用することで、尿での排出が追い付かないほどにケトン体が生成されてしまう可能性があります。ケトアシドーシスの症状として、吐き気や嘔吐などの消化器症状、口臭の変化などがあります。これらの症状を感じたら服用を中止し、医療機関を受診してください。重篤化すると意識障害、昏睡などの症状を起こす可能性があります。
尿中に糖が多く含まれることで、細菌の栄養となり排泄路の感染症が起こりやすくなります。適度な水分補給を心がけましょう。また排尿時の尿道付近の痛み、残尿感、下腹部痛、血尿などの症状がでたら当院を受診してください。
女性は尿道と腟口が近く、尿中の糖が最近の栄養となり膣内の感染を起こしやすくなります。また感染の重篤化により抹消組織の循環不全となり、局所の壊死を生じる可能性があります。陰部の掻痒感や灼熱感、下腹部痛、帯下(おりもの)の変化などの症状が起こった場合には、当院を受診してください。
☆肝機能障害、腎機能障害が起こる可能性があります。
☆それ以外にも予期せぬ副作用、合併症が起こる可能性があります。
・既往に脳下垂体不全、副腎機能不全がある方
・日常的に過度な運動を行わなければならない方
・栄養不良の方(著しい痩せ、飢餓状態)
・過度のアルコール摂取者
・利尿薬を服用している方
・他の血糖降下薬を服用している方
・2型糖尿病、1型糖尿病の方
・循環器疾患治療薬を服用している方
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